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死ぬまでにしたい10のことを観た。
公開当初から見たいと思っていた映画だったのに、
この時期になってやっと見ることができた。

ざっと内容を説明すると・・・
23歳という若さで、がんで余命2か月と宣告されたヒロインのアンは、深夜のコーヒーショップで死ぬまでにしたいことのリストをノートに書き留めていく。
それがちょうど10項目になった。
愛する2人の娘のこと。オシャレのこと。夫以外の男と付き合ってみること・・・病気のことは誰にも告げずに、これまで通りの生活を続けながら、アンは秘密のリストを1つずつ実行していく。
・・・といったストーリー。

なにより、アン役のサラ・ポーリーがよかった。彼女でなくてはこの映画は成り立たなかったのでは?というくらい。
私は冒頭の、雨に打たれるアンに淡々とした語りがかぶせられていくシーンから、もうすでに映画に引き込まれていった。
夫との出会いのキーワードが私の大好きな”ニルヴァーナ”であるというところもそそられた。

いわゆる病気ものにありがちな、ストーリーが進むにつれてヒロインが段々と弱っていくというような描かれ方がないのもかえってよかった。私が今”母親”という立場ではなかったらまた違ったのだろうけど、愛する娘のために18歳の誕生日の分までのメッセージを録音するシーンでは泣けて仕方がなかった。

娘の将来を一緒に過ごす事ができない無念さが痛いくらいに伝わってきて。


内容以外で注目したのはアンの家(といってもアンは母の家の裏庭でトレーラー暮らしをしている)にかかっているビーズのカーテン。昔観た「オータム・イン・ニューヨーク」を思い出した。この映画のヒロインの部屋にもビーズのカーテン風オブジェがあった。あの映画を観た時も「自分の部屋に取り入れたい」と思ったものだ。ビーズが光にキラキラと反射して、揺れるたびに心地よい音がする・・・いいなあ。こういうの。この「オータム〜」は内容は「金返せ」的な最悪のものだったが、ヒロインのウィノナ・ライダーのファッションや彼女がつくる帽子も素敵だった。

私は映画を観る時にインテリアやファッションにも注目する。
「金返せ」的な映画を観てしまったなあと思った時には、特になにか観てよかった、という点を探したくなる。それはインテリアであったり、音楽であったり。観て損した〜と思ってもそれに費やした貴重な時間を無駄なものにしたくない、という感情が働くのかもしれない。

さて、今回の映画「死ぬまでにしたい10のこと」に話をもどそう。この映画を観たら大抵の人は”自分が余命〜ヶ月という宣告を受けたとして、死ぬまでにしたいことはなんだろう”と考えるだろう。私も例にもれず結構考えてみた。ここに書くのは・・・少々ヤボだからやめておこう。

死ぬまでの期限がわかってしまっている場合。

やり残したことはたくさんあるのに突然死が訪れてしまった場合。

さて、どちらが幸せなんだろう。
なんてことも考えてしまった。

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